夏こそオリーブオイルに相談だ。

夏は暑くて、キッチンに長いこと立っているのはちょっとつらい。
スタミナ!ボリウム!ビールに合うもの!などと、気合いだけはたっぷりあって、
ひとつ揚げ物でも・・・と意気込んでみるけれど、そそくさ
尻すぼみになる。
だけど、それでいいのだと思う。
世界的に見て、北は乳製品など動物性の食材からタンパク源を補い、南は植物からタンパク源を摂取する。
南北に伸びるイタリアでも同様、北に行くほどバターや牛肉を使うレシピが多くなって、
南下するほど、魚貝やハーブを多く使うレシピが増えてくる。
チーズももちろんあるのだが、加工されたプロセスチーズよりも熟成させることができるナチュラルチーズが多い。
この食生活を上手く取り入れた食事をすれば、酷暑の夏も元気に乗り切れる気がする。
ハーブだって、夏は元気いっぱい!
オリーブオイルは、そのままゴクゴクと飲んだってかまわないくらい美容と健康に良い!
そして、シンプルに仕上げても美味しくて食欲がない夏にも嬉しい一品が出来上がる!
夏こそオリーブオイルに相談だ! 

一品目は【ネル風トマトサラダ】。


イタリア人のネルさんという方がオリジナルで、“イタリアの幸せなキッチン”という1997年に亡くなられた宮本美智子氏が書かれた
イタリア紀行の本に紹介されていた。
この本は1995年年末に発売されているのだけれど、彼女が友人のもとへそれこそ友人宅のキッチンを目的に
その地方色豊かに友人が作るレシピはどれも、しっとりとしていながらビビットな時間を紡いでいた。
この本は今でも私の大事な教本で、ネルさんのサラダを足掛け16年を食している。
もう目をつぶっても作れるようになったし、夏になると圧倒的にこのサラダが増える。
いろんなトマトを使って今宵もまたせっせと作る私は赤い色をみているだけで、笑顔になって元気になれると信じて疑わない。

【ネル風トマトサラダ】
(2人前)
お好みのトマト … 20〜30個
EXVオリーブオイル … たっぷり
にんにく … 1片
ドライオレガノ … 大さじ1
レモン … 1/2個
塩 … 小さじ1

<作り方>
1.トマトのへたをとり、皮に軽く切り込みを入れ湯剥きする。
2.ボウルに、湯剥きしたトマト、オリーブオイル、みじん切りのにんにく、ドライオレガノ、塩を入れて和える。
※オレガノは生があればそれを使った方がなお美味しいデス。
※オリジナルはレモンを使わないので、酸味が苦手な方はなくでも美味しいデス。

二品目は【ジェノベーゼポテト】。


パスタだけじゃなくて、ポテトにもお豆腐にも、どんどん使うのが私は好きだ。
ベル・グストのジェノベーゼペーストは、蓋を開けた瞬間バジルの香りがほとばしる。
色も、イタリア国旗のグリーンを思わせ、バジルの葉っぱがみっちり詰まっているようだ。
私が初めてジェノベーゼに出会ったのは、親友の夫が先日行ったリストランテシェフから仕入れて来たレシピで、
「フードプロセッサーは使わないんだ。」と、乳鉢でゴリゴリすりつぶしてパスタを作ってくれた時だった。
私の親友は「コレだけのために乳鉢を買って来たのよ。信じられないわ。」と肩をすぼめたけれど、
その出来上がったパスタに、ほっぺたが落ちていた。
出会いが作り立てだった私は、ジェノベーゼペーストの味へのハードルが上がったことは言うまでもなく、
ベル・グストのジェノベーゼペーストでやっと美味しさと出会えたと思っている。

【ジェノベーゼポテト】
(2人前)
ポテト … 4〜5個
ジェノベーゼペースト … 大さじ3
にんにく … 1片
オリーブオイル … 大さじ3
塩、胡椒 … 適宜
パルメジャーノレッジャーノ … 40〜50g

<作り方>
1.ポテトは皮を剥き櫛形に切り、茹でる(5分弱)
2.別鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくを炒め香りがたったら、茹で上がったポテトを入れ
軽く馴染ませたらジェノベーゼペースト、胡椒をいれ絡めるように炒める。
3.火を止め、削ったパルメジャーノレッジャーノを振り入れざっくり混ぜる。
※ジェノベーゼソースが残ったら、オリーブオイルで蓋をするようにペーストに注ぎ、冷蔵庫で保管する。

それでは、それでは、ボナペティート!!!!

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塗って乗せることからはじめましょう。

今回使うのは「ブルケッタ」というソース。

ブルスケッタというのは、“イタリア中部地方の郷土料理”で、炭火炙ったという語源を持つ。
一番オーソドックスなのはカリカリに焼いたバゲッドににんにくをすりつけ塩、胡椒をふったもので、
前菜や軽いおつまみとして出される。
生ハムや、トマト、チーズなど、トッピングされたものも今ではブルスケッタと呼んでいる。
すなわち。
そのブルスケッタという名前がついたソース。
写真のコレがソレ。
瓶の蓋を開けた瞬間、トマトのフレッシュな香りが一気に立ちのぼる。
でもそれだけじゃなく、ちゃんと熟成された旨味が凝縮された香りも追いかけて来る。
すごいソースがあるものだと、初めて手にしたとき感心しきりだった。
だからこそ、この名前がついたソースはまず王道で食してと、そうおすすめしたい。

【王道ブルスケッタ】(2人前)
バゲッド … 1/2本
ブルスケッタソース … お好み
EXVオリーブオイル … 大さじ2
パルメジャーノレッジャーノ … 40g
レモン … 1/2個
サニーレタス(お好みの葉野菜) … お好きなだけ
生ハム … 5~6枚
<作り方>
1.バゲッドを1cm~1.5cmにカットしたら、ブルスケッタソースをぬり、オーブンで焼く。
2.1を皿に並べ、削ったパルメジャーノレッジャーノを振り、手でちぎった葉野菜、
生ハムをのせ,EXVオリーブオイルを回しかけ、レモンをギュッと絞る。


ボナペティート!!!!

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夏は赤を摂って。

毎年、夏が厳しくなってきたと感じることが増えた。
だけど負けないように、この夏の食計画をしっかり立てて過ごしたいと思う。
その代表は、太陽の恵みをたっぷり浴びた、爽やかで、酸味がある、真っ赤なトマト。
このトマトの『赤』に詰まっている、優秀な実力をいただくのだ。
なぜなら“スーパー美容食材”、トマトさんなのだ。(もう“さん”づけ)
いろんな健康に関する情報では、
トマトさんの赤い色はリコピンという成分の色で、
このリコピンを摂るとシ
ミの予防になるという事は言われていた。
また、お肌にリコピンをとどけておけば紫外線でコラーゲンが破壊されるのを防いでくれるとも。
そして、キメの細かい、シワの少ない肌を作ってくれるという事が分かっている。
更に、リコピン自体が新しいコラーゲンを生み出すらしいという事も分かってきたらしい
特に女性には嬉しいことだらけだで、どーだーーーーって感じなのだ。
じゃぁ
そのトマト、一体どの位食べれば“リコピン・パワー”を実感できるのか?
1日に必要なリコピン量は16mg。
>>>ミニトマトだと、
10個位。
>>>缶の生のトマトジュース1本。
>>>トマトの缶詰を、半分ぐらい。
そしてリコピン・パワーは、加熱する事で吸収力が高まるらしい。
しかも、オリーブ・オイルと一緒に炒めるとトマトを生で食したときよりも、リコピン・パワーが約4倍になるのだとか。
イタリア女性の美しさはこれだったのかっ!とお料理に使いまくろう。
そうすると、食す量もだけじゃなく、いつ食すのがベストなのか知りたくなる。
あった!あった! “ゴールデン・タイム”

それはなんと言っても夜らしい。
リコピンを口からとって、臓器まで行くのに6時間〜8時間かかるといわれているので、夜食べておけば、
朝お目覚め後、日中の紫外線の害からお肌を守ってくれて、更にコラーゲンも作ってくれる。
なんと頼もしいトマトさんなのだ。
そんな頼れるトマトさんレシピ、次回からいよいよ公開です。

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はじめまして、ROMAKOです。


はじめまして、ROMAKOと申します。
このたび、ベル・グストさんのイタリア食材を使ったお料理やあれこれを書かせていただくことになりました。
食べることが大好きで、食べることをいつも考えていたいと思っている食いしん坊です。
そのことをエッセイで綴らせていただいたり、レシピ考案をさせていただくことが私のお仕事です。
気がつけば20年以上、オリーブオイルを使い続けていました。
もう生活の一部、どころではなく、私の身体の一部かもしれません。
そのオリーブオイルの素晴らしさをはじめ、ベル・グストさんの取扱う食材に惚れ込んだあれこれをゆっくり、
丁寧に綴らせていただければと思っています。
ROMAKO節を楽しんで喜んでもらえる記事を目指します。
よろしくお願いいたします。

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