台風の夜、無理矢理秋を食す。

みなさま、台風の影響はどのような具合ですか?
今日はまず台風15号が吹き荒れている日本列島の影響で、私の街も只今現在停電していたことを報告したい。
何もできないので、紅茶をいれ蝋燭に火を灯しラジオから流れるコリーヌ・ベイリー・レイを聴いていた。
311を経験した我が身の強さをプライドに変えて、風が吹き荒れて何かがアパートの壁に当たっている音にも動じない。
友人のブログでは、「帰宅難民になってます」という文字があちこちに書かれ、
「風で電車が揺れています」という文字に地震を思い出す。
台風情報は、渋谷でも銀座でも街路樹が倒れ、青いポリバケツが飛び、道路が潅水しているとひっきりなしに流していた。
こんなときこそ!・・・なんだろ???
そうだ!秋を感じるレシピで心を温めよう!!!!
秋と言えば!ポルチーニだ!
ポルチーニと言えば?私はぜーーーーーーったい“リゾット”だ。
その前にしばし蘊蓄におつきあい願いたい。
ポルチーニ、実は貴重なキノコだ。
純粋培養が未だできず、森からの自然発生したキノコを採取、食すからだ。
現在採取はポーランドが殆どだが日本に輸入されるものは稀で、なかなか日本で生のポルチーニに出会うことはできず
中国産の一部の冷凍食品が一部売られている(私はお見受けしたことはない。)
イタリアからの輸入はドライ加工されたもので、私ももれなくこのドライポルチーニをもっぱら使っている。
質と量にピンからキリまでありイタリアピエモンテの「イナウディ」という高級ポルチーニは、
ネット価格、250g/5,600円くらいする。
これには日本のどんこもびっくりする。
どんこは、ネット価格100g/1,200円くらいだろうから。
(余談だが、干し椎茸でパスタやリゾットを作ってもポルチーニに負けず劣らず美味しい。)
それでも、この香りに魅了されてしまったら最後、ポルチーニを味あわずにはいられないパブロフの犬化する。
ポルチーニはもちろん、その戻し汁まで大事に大事に丁寧に丁寧に使い切ることに情念を燃やし、
香り豊かなキッチンにえも言われぬ満足げな笑顔の私になる。
そして、リゾットのRisoは米の意味なのだけれど古代小麦で作るのが最近のブームになっている。
そうこうしているうちに停電から解放された。さっ。レシピをご紹介して、私も作ろう。


【ポルチーニのリゾット】

 米 … 1カップ(1合)
 ドライポルチーニ … ひとつかみ
 にんにく … 1片
 オリーブオイル(モンターニャサクラ) … 大さじ3
 戻し汁 … 200cc
 ブイヨン … 300〜500cc

 パルメジャーノレッシャーノ … 75〜100g
 塩/胡椒 … 適宜

 パセリ … 適宜
 湯 … 適当

 <作り方>
 1.米を軽く洗い(洗わなくてもよい)水気をしっかり切り、ポルチーニを熱湯で戻す。
 2.鍋にオリーブオイルを熱し、潰したにんにくを炒め香りがでたら取り出し、米を入れて透き通るまでしっかり炒める。
 3.2にポルチーニを入れ軽く炒めたら白ワインを入れアルコールを飛ばし、戻し汁を入れ米がアルデンテになるまで
   ブイヨンを足しながら煮る。

 4.3にパルメジャーノレッジャーノを入れ馴染ませたらたら、塩、胡椒で味を整えみじん切りのパセリを散らす

ボナペティート!!!!

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