オリーブオイルを選ぶ楽しみ。

何度でも書いていると思うけれど、ベル・グストでは3種類のオリーブオイルを扱っている。

フレッシュさとピリっとしたオリーブオイルらしさを感じられる「モンターニャ・サクラ」。
ラベルはちょっといかついのだけれど、甘くやさしい味わいの「ディオメーデ」。
そして保護指定原産地で収穫され、深みとアーモンドの香りを持つ「レ・マンフレディ」。

私はこの3種類を、宴のレシピに合わせて選んで使う。
食在庫の一番前に、いつも鎮座している3本のオリーブオイル。
ちちんんぷいぷい、今日はどれにしようかしら、ってな具合に選ぶ。

さて、そんな食在庫を知る私の愉快な仲間たちも今ではこのオリーブオイルの味を知る面々になっている。
初めは「ここに来ないとこんなことはできないから。」という単純な好奇心で、
仲間たちは3つのオイルを味見し始めた。
彼らの反応は、オリーブオイル3種類に対しての違い以前に“ウマイッ!!!!”だった。
もちろんそれぞれ個性はある、味も香りも違う。
でも、そのどれも素晴らしくオリーブオイルが持つ本来の美味しさにびっくりしていた。
何を隠そう、私もこのオリーブオイルに出会ったとき全く同じ感想をもったひとりなのだけれど。
そして、彼らは自分の好みを探し始める。
またしても私と同じ行動をとる仲間たちが私は可笑しかった。
彼らは、彼らの味覚と嗜好でもってオイルを考査する。
もうすっかり私は聞き役に回り、「レ・マンフレディ」を小皿に注ぎバゲッドと用意したりして、
そっとオイルたちの援護射撃隊長なる。
「ディオメーデ」でベビーリーフやグレープフルーツを使ったサラダとプリモピアットのパスタを作る。
「モンターニャ・サクラ」で刺激的なメインを作る。
料理は科学だと誰かが言い、実験されたものを食うのか?と誰かは皮肉り、
そんな風に考えるのは止めてよと頬張る誰かはすねる。
私はやり取りを横目に見ながら心の中で白状する、「そう。料理は科学なの。」と。

見て触って食すオリーブオイルを選ぶことは、宴を楽しいものにしてくれる。
そうそうスキンケアで締めくくることもお忘れなく。

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【チキンと無花果のタリアータ】
 (1~2人前)
 鶏もも肉 … 1枚
 無花果 … (小)4個
 パルメジャーノレッジャーノ … 80g
 ルッコラ … 1パック
 塩/胡椒 … 適宜
 白ワイン … 100cc
 バルサミコ酢 … 大さじ11/2
 モンターニャ・サクラ … 大さじ3~4
 <作り方>
 1.鶏もも肉を白ワインに20分以上つける。
 2.1に塩、胡椒をし、無花果は皮付きのままオリーブオイルをかけ塩を振っておく。
 3.フライパンにモンターニャ・サクラを入れ、鶏肉は皮麺から、無花果は皮つきのまま転がしながら焼く。
 4.焼き上がった肉を食べやすい大きさに切り、無花果は4等分にし皿に盛る。
 5.4にルッコラとスライスしたパルメジャーノレッジャーノを添え、モンターニャ・サクラと
   バルサミコ酢をまわしかける。

ボナペティート!!!!

ROMAKO の紹介

エッセイスト/料理研究家/フードアナリスト/Jr.オイスターマイスター <発売中>エッセイ&レシピ『食感シーソー』ROMAKO著/文芸社/1,470円(税込) 『食べることは生きること』という信念を持って、イベント目線で日々の食をエッセイで綴る、簡単で食材の組み合わせに驚きのあるレシピを、ベル・グストの食材を使って提案します。
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